【耳が痒そう】犬の外耳炎の原因と治療法を完全解説

犬との暮らし

こんにちは、たまです!

飼っているわんちゃんが耳を後ろ足でしょっちゅう掻いていませんか?

もしかしたらそれは外耳炎の症状かもしれません。

外耳炎は「耳の中で細菌やカビが増殖し、痒みが起きる病気」で、治療は耳掃除と耳に薬を垂らすことによって行います。

今回は動物病院でもよく目にする犬の外耳炎について解説するので、一緒に勉強していきましょう!

たま
たま

外耳炎は温度・湿度が上がるとなりやすくなります。

夏は気をつけましょう!

外耳炎ってなに?

耳の構造は大きく分けて、「外耳」、「中耳」、「内耳」に分かれます。

外耳は耳の穴の入り口から鼓膜までの事であり、外耳炎は言葉の通り、「外耳に炎症が起きている状態」です。

炎症とは、ここでは耳の内側が赤くなり、痒くなる事だと考えてください。

では外耳炎はどうして起きるのでしょうか。

外耳炎の原因は?

実は外耳炎は複雑な病気で、原因を理解、判明させることは非常に難しいです。

外耳炎を理解するうえで非常に重要な点は、「耳は皮膚の一部」ということです。

「耳は皮膚の一部」という事を踏まえたうえで、外耳炎が起きる流れを見てみましょう。

  1. 犬が何かしらの皮膚病(アトピーやアレルギー等)になる
  2. 皮膚の状態が悪くなる(炎症が起こる)
  3. いつもは病気を起こさない細菌カビが増えてくる
  4. 細菌やカビがさらに皮膚を悪くする

このような負のスパイラルに入ると、どんどん外耳炎が悪化していきます。

特に外耳炎の原因にアレルギーが隠れていることが多いと言われています。

また、以下のような犬の特徴、環境は外耳炎を悪化させます。

  • 垂れ耳
  • 耳毛が多い
  • 耳道が細い
  • 川や海でよく泳ぐ
  • 飼育している環境の湿度が高い

例えば、垂れ耳のキャバリア、耳毛が多いトイプードル、耳道が狭いフレンチブルは外耳炎をよく発症します。

たま
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他にも体が脂っぽい犬は、脂漏症という外耳炎になりやすい特徴を持っていることも知られています。

外耳炎の症状は?

外耳炎の症状は、耳のかゆみ、耳の痛みです。

「最近この子やけに耳を気にするなあ」とか「耳を触られるのを嫌がるようになったなあ」と感じた場合には、外耳炎だと思ってください。

また、耳の内側が赤い、耳垢が昔よりも多い、耳の穴がふさがっているなどを見つけた場合も外耳炎の可能性が高いです。

さらに、ニオイでわかる場合もあります。

外耳炎で細菌やカビが増殖している場合、明らかに耳が臭いので、一度嗅いでみてください。

たま
たま

犬は耳が痒い時に、頭をブンブン振る、後ろ足で耳を掻くというような行動が目立ちます。

外耳炎の治療は何をするの?

外耳炎は自然に治る病気ではありません

外耳炎かなと思ったら動物病院に連れて行って治療しましょう。

以下に簡単に治療法を説明します。

外耳炎はある程度スタンダードな治療があるので、もし動物病院で教えてもらった方針を忘れてしまったら以下を参考にしてください。

外耳炎の治療は2本の柱で成り立っています。

それは「感染の制御」と「炎症の制御」です。

感染の制御

感染の制御は、飲み薬、耳道の洗浄、点耳によって行います。

お薬は、抗菌薬やカビに対するお薬を飲みます。

耳道の洗浄は消毒薬が入った洗浄液を耳に入れ、外から耳道を優しくマッサージします。

これにより、外耳炎を悪化させる耳垢を取り除きつつ、細菌やカビを倒すことができます。

点耳は耳に目薬をさすような感じです。

点耳のお薬には、細菌や真菌に対するお薬と後述する炎症に対するお薬が入っています。

一部の獣医師は軟膏を処方することもあるようですが、犬が耳を気にしてしまう原因になることがあるので、できるならば止めましょう。

  • 抗菌薬:セファレキシン(商品名:リレキシペット)など
  • 抗真菌(カビ)薬:イトラコナゾール(商品名:イトラベット)など
  • 耳道の洗浄液:エピオティックなど
  • 点耳薬:ミミピュア、オスルニア、オトマックスなど
たま
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お薬を飲むことや点耳は簡単にできますが、耳道の洗浄は激しくやりすぎると鼓膜を破る可能性があります。

しっかり教えてもらって慣れていれば別ですが、基本的には獣医師に任せましょう。

炎症の制御

炎症の制御は飲み薬と点耳によって行います。

飲み薬は外耳炎がひどく、耳の洗浄をしようにも痛がってできないような子にお出しします。

お薬はステロイドと呼ばれるお薬を飲んでもらいます。

点耳は、前述したように細菌や真菌に対するお薬とステロイド薬が混ざったものです。

飲み薬でステロイドを飲めば点耳にステロイドを加える必要はないじゃないかと思われるかもしれません。

しかし、点耳には副作用のリスクが少ないため、より強いステロイドを使用できるというメリットがあります。

  • 内服薬:プレドニゾロンなど
  • 点耳薬:ミミピュア、オスルニア、オトマックスなど
たま
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軽い外耳炎は耳洗浄と点耳だけで良くなります。

しかしひどい外耳炎は、抗菌薬とステロイドで症状を落ち着けてから、耳洗浄になるので、治療に時間がかかります。

なかなか治らない外耳炎の治療は?

これまでの治療法で治らない場合、原因になっている病気を治療する必要があります。

まず血液検査などで除外できる病気を調べます。

例えば、高齢の犬で発生する甲状腺機能低下症は外耳炎の原因になる可能性があります。

他にも耳ダニなどの寄生虫が原因になっている可能性があるので、しっかりと駆虫を行います。

次にアトピー生皮膚炎や食物アレルギーを疑っていきます。

詳しくは別記事で解説していますが、食物除去試験などの検査を行い、病気を診断していきます。

これでもまだ治らない場合は、専門の病院で「オトスコープ」と呼ばれる装置を使って、麻酔科で詳細な検査を行います。

この検査では、耳道の見えない部分にポリープがあった、耳道に異物が入っていたなどの異常がわかります。

たま
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治らない外耳炎に困っている方は、皮膚科の専門病院に行くことを考えてみましょう。

外耳炎の予防はどうするの?

外耳炎を発症する子は、再発する可能性も高いです。

そのため、外耳炎を予防することが大事ですが、有効な予防法とやってはいけない予防法があります。

ではどういう予防法があるのか一緒に見ていきましょう。

有効な予防法

  • 耳道の洗浄

耳道の洗浄は慣れれば飼い主の方でも簡単にできます。

なので洗浄液を買ってもらい、定期的に耳の洗浄をしていただきます。

(あくまでも慣れてからの話です。はじめは獣医師に任せましょう。)

  • 動物病院、トリミングサロンでのお手入れ

定期的に動物病院で外耳炎のチェックをすることで、家での洗浄がきちんとできているかを確認できます。

また、トリミングサロンで耳回りの毛を短くカットしてもらうことで、少しでも耳の中の風通しを良くすることができます。

たま
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定期的にチェックをしておけば、もし外耳炎になっても軽度で済むので、2~3日で治すことができます。

やってはいけない予防法

  • 綿棒で耳垢を取り除く

綿棒で耳垢を取り除くのは絶対にやめましょう。

犬はどうしても動いてしまうので、耳を傷つける場合があります。

さらに、人と比べて犬は耳道が長いので、綿棒で耳垢を押し込んでしまい外耳炎になるリスクを高める場合があります。

  • 点耳をずっと続ける

点耳は外耳炎に対して非常に有効な治療法です。

ですが、そもそも点耳薬は予防用に作られていません。

副作用の少ない点耳薬も、ずっと続ければさすがに副作用が出ます。

さらにずっと点耳を続けると、抗菌薬が効かない細菌(耐性菌)を生み出す可能性があります。

耐性菌が耳に住み着いてしまうと、次に外耳炎になってしまった時本当に治りにくくなってしまいます。

たま
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特に綿棒での耳掃除はやってしまいがちなので、気をつけましょう。

まとめ:犬の外耳炎

外耳炎は犬で非常にメジャーな病気で実際に悩まされている方も多いかと思います。

ですが、元の病気をしっかりと治療し、耳の洗浄を怠らなければ完治することはなくとも改善を望める病気です。

もし耳を痒そうにしていたら早めに動物病院に連れて行って治療してあげてくださいね

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