【最近痩せてきた】猫の甲状腺機能亢進症を日本で1番わかりやすく解説

猫との暮らし

こんにちは、たまです!

今回は「猫の甲状腺機能亢進症」について解説します。

この記事は高齢(7歳以上)の猫を飼っている方向けに書いています。

最近飼っている猫にこんな特徴はありませんか?

  • 猫が痩せてきた
  • 猫に落ち着きがない
  • 猫が頻繁に水を飲み、おしっこするようになった
  • よく吐いたり、下痢をするようになった
  • 目がギラギラしている

もし複数当てはまる場合は、甲状腺機能亢進症を疑って病院で検査をしましょう。

ですが、いきなり「検査をしましょう」と言われても納得できませんよね?

甲状腺機能亢進症はどんな病気なのか、どういう検査をして治療をするのかを分かりやすく解説するので、一緒に見ていきましょう!

たま
たま

甲状腺機能亢進症は人で言うと「バセドウ病」です。

こっちの方が聞き馴染みがありますかね?

そもそも甲状腺とは何?

甲状腺は首に左右1対あるホルモンをつくる組織です。

甲状腺で作られるホルモンは、「甲状腺ホルモン」と呼ばれ、新陳代謝を活発にする効果を持っています。

新陳代謝を活発にすることで、寒い時に体温を上昇させたり、運動時に体がエネルギーを十分に使えるようにしています。

治療に関わる大事な特徴として、甲状腺ホルモンはヨウ素という物質から作られることが知られています

たま
たま

ヨウ素は人の食べ物だと海藻類に多く含まれているようです。

猫はもちろんキャットフードに必要な量が含まれています。

甲状腺機能亢進症とは?

甲状腺の機能が分かったので、甲状腺機能亢進症とはなにかを見ていきましょう。

甲状腺機能亢進症は、「甲状腺が異常に働き、甲状腺ホルモンをつくりすぎる結果、体に色々な異常が起こる病気」です。

では原因や症状を見ていきましょう。

甲状腺機能亢進症の原因は?

甲状腺機能亢進症の原因は色々あるので以下にまとめます。

  • 甲状腺が大きくなる(甲状腺の過形成)
  • 甲状腺に腫瘍ができる(甲状腺腫瘍)
  • 脳に異常があり、甲状腺を異常に働かせている(下垂体腫瘍)

実際の甲状腺機能亢進症のほとんどは、甲状腺が大きくなることが原因と言われています。

ではなぜ甲状腺が大きくなるのでしょうか?

実は甲状腺が大きくなる原因は分かっていません。

この辺りは日々研究者の方が頑張っているので、解明されることを待ちましょう。

たま
たま

甲状腺機能亢進症は犬よりも猫で多く、そのほとんどが甲状腺の過形成によるものです。

甲状腺機能亢進症の症状

甲状腺機能亢進症の症状は以下のようなものです。

  • 食べるのに痩せていく
  • 水をよく飲み、おしっこを頻繁にする(多飲多尿)
  • 嘔吐や下痢をする
  • 行動が活発になり、攻撃的になる

分かりやすい症状ではありますが、1つ注意点があります。

それは他の色々な病気と症状が似ていることです。

特に多飲多尿や嘔吐・下痢は、猫で多い慢性腎臓病でも起こる症状です。

いずれにせよ動物病院に行けばいいのですが、「甲状腺機能亢進症だ!」と思い込んで、変なサプリメントを購入しないように気をつけましょう。

たま
たま

食べていくのに痩せていくという症状は糖尿病と似ていますね。

甲状腺機能亢進症の診断

甲状腺機能亢進症の診断は、血液検査によって行います。

血液検査では以下のような特徴が見られます。

  • ALT、ASTといった肝臓の数値が上昇する
  • T4、TSHという甲状腺のホルモンの値が上昇する

特に重要なのが2つ目に書いた「T4」という数値です。

T4は甲状腺ホルモンの主成分で、T4の量を見るという事は、甲状腺ホルモンの量を見ているという事でもあります。

なので、「T4が上昇していれば甲状腺機能亢進症である」と診断します。

甲状腺機能亢進症の場合は他にも、血圧を測れば高血圧であったり、心臓を見れば大きかったりという特徴があります。

たま
たま

TSHは、T4の上昇が微妙だった時に補助的に測定するホルモンです。

甲状腺機能亢進症の治療

いよいよ甲状腺機能亢進症の治療を見ていきましょう。

甲状腺機能亢進症の治療法には、「お薬による治療」、「手術による治療」、「食事による治療」の3つがあります。

では1つずつ解説します。

お薬による治療

お薬による治療には、「チアマゾール」という薬を使います。

チアマゾールは、甲状腺ホルモンが作られるのを妨害するような薬です。

これによって甲状腺はホルモンを分泌しようにも、ホルモン自体がないという状態になるため、症状が治まります。

一方で副作用も存在し、嘔吐や顔が痒くなるといった症状が見られる場合があります。

たま
たま

現在、甲状腺機能亢進症治療で最も行われているのが、チアマゾールの投与です。

手術による治療

手術による治療では、甲状腺を部分的に取り除いてしまいます。

甲状腺の量を減らせば、甲状腺ホルモンの量も減る」という極めてシンプルな治療法ですね。

ただ以下のような問題点があり、実施されることは少ないです。

  • 高齢の病気の猫に麻酔をかけるリスクがある
  • 首周りには大きな血管があり、手術のリスクがある
  • 甲状腺をとることにより、甲状腺ホルモン不足になる可能性がある
たま
たま

お薬で管理できない場合や、腫瘍による甲状腺機能亢進症の場合は実施されることがあります。

食事による治療

最近になってできた、新たな甲状腺機能亢進症の治療法です。

ヒルズという会社が、「y/d」という甲状腺機能亢進症に効くフードを開発しました。

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このフードの凄いところは、「y/dのみを与え続けた場合、甲状腺機能亢進症が治る」という事を科学的に証明したことです。

世の中には「~~という病気に効きます」と宣伝している商品は無数にありますが、効果を科学的に証明した商品は少ないのが現実です。

よって甲状腺機能亢進症の治療ではy/dを使うことがあります。

たま
たま

現在の治療の主流はお薬によるものですが、お薬に食事を組み合わせる治療も多く行われています。

甲状腺機能亢進症治療の注意点

治療には注意点が1つあります。

それは「甲状腺機能亢進症を治療することで、慢性腎臓病が見つかるかもしれない」という点です。

ちらっと書きましたが、甲状腺機能亢進症では血圧が上昇することが知られています。

高血圧状態では腎臓に向かう血流量が増加しており、本来の腎機能が弱っていても、尿が多くつくられることで老廃物が多く排泄されています。

この状態で甲状腺機能亢進症の治療を行うと、血圧が低下し、結果的に腎臓病の症状が出てしまうことがあります。

たま
たま

腎臓病の方が深刻で、甲状腺機能亢進症の治療を諦める場合もあります。

まとめ:猫の甲状腺機能亢進症

いかがでしたでしょうか。

甲状腺機能亢進症は、新陳代謝が異常に活発になる病気ということが分かって頂けましたか?

すぐに死ぬという病気ではありませんが、寿命が短くなるのは間違いありません。

早く気づいて治療してあげましょう。

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