【おしっこが赤い】ネコの膀胱炎の原因と治療法を解説

猫との暮らし

こんにちは、たまです!

今回は猫で非常に多い「膀胱炎」についてわかりやすく解説します。

この記事は、

  • 飼っている猫が血尿をした
  • 飼っている猫が頻繁にトイレに行く
  • 飼っている猫のおしっこが出づらそう

という症状を見かけた方におすすめです。

まず初めに、猫の膀胱炎とは何かを一言で表すと、「原因は分からないが、猫が血尿をしたり、おしっこが出なくなったりする病気」です。

たま
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なぜこんな病気がおきるのか、どうやって治療するのかを一緒に見ていきましょう。

猫の膀胱炎ってなに?

膀胱炎とは、尿をためる臓器である膀胱に炎症が起き、色々な症状を示す泌尿器疾患の一つです。

症状としては、トイレ以外の場所で排泄してしまう、尿が出づらそうにしている、血尿が出る、頻尿などです。

たま
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膀胱炎という名前自体は知っている方も多いですよね。

猫の膀胱炎の原因は?

猫の膀胱炎を理解する上で非常に重要なポイントは、原因不明の割合が高いという点です。

犬の膀胱炎の原因は細菌感染によるものが圧倒的に多く、後述する尿検査を行うことにより原因がわかることが多いです。

しかし犬と比較して猫では、検査をしたとしても原因がわかる確率が30%ほどしかありません。

このように、検査をしても原因がわからない膀胱炎を、「特発性膀胱炎」と呼びます。

現在、特発性膀胱炎の原因として考えられているのは「ストレス」です。

なぜ原因がストレスだと考えられているかを以下で解説しますが、深く知りたい人以外は読み飛ばして大丈夫です。

現在、特発性膀胱炎の猫では、膀胱粘膜面のグルコサミノグリカン層のグルコサミン量が低下していることが分かっています。

何となくのイメージがあるかもしれませんが、尿には体に有害な物質が含まれており、有害物質から膀胱を守っているのがグルコサミノグリカン層です。

なので、グリコサミノグリカン層が減ると有害物質に膀胱が刺激され、膀胱炎になるという理論です。

そして、猫はストレスによってグルコサミノグリカン層が減少すると考えられています。

以上が猫の特発性膀胱炎の原因がストレスであると考えられている1つの理由です。

たま
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特に若い猫で「尿漏れ」、「頻尿」の場合、高確率で特発性膀胱炎と診断することになります。

猫の膀胱炎の診断法は?

膀胱炎の診断は、問診、尿検査、超音波検査(エコー検査)により行います。

  • 問診

尿の頻度、色などに加え、生活環境なども伺います。

理由は後で説明しますが、トイレ環境については入念に確認します。

多くの場合はこの段階で特発性膀胱炎を疑い、次の尿検査に進みます。

  • 尿検査

尿検査では、細菌感染の有無、結晶の有無(尿管結石のできはじめ)、腎臓病の有無を判断します。

ただ犬と違い猫では、尿を採取すること自体の難易度、リスクが高いため、スキップする場合もあります。

  • 超音波検査

超音波で膀胱を診ることにより、尿の貯まり具合、膀胱炎の有無、結石の有無をチェックします。

膀胱の粘膜が荒れている場合には、膀胱炎と判断します。

しかし、膀胱の粘膜が荒れていることがエコーでわからない場合もあります。

以上の検査を行い、細菌や結石が確認されず、問診で聞くことができた話が特徴と一致していれば特発性膀胱炎として治療を開始します。

たま
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なにも検査で見つからないことが、特発性膀胱炎の証明とも言えますね。

猫の膀胱炎の治療

細菌や結石が確認された場合には、お薬やご飯の変更により治療します。

また、脱水があれば皮下点滴を行います。

特発性膀胱炎は1週間以内に症状がなくなることが多いため、特発性膀胱炎を疑う場合には、治療は行わず、後述する環境の整備を頑張ってもらうことが多いです。

ちなみに、特発性膀胱炎に対して抗生物質やステロイドを使っても、治療速度が早まるということはありません。

1週間経っても良くならない場合には、特発性膀胱炎ではない可能性も考えます。

この時に初めて抗生物質の投与、ステロイド薬の投与を行います。

たま
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理想は上記のように治療しますが、「なにもお薬を出さないっていうのも…」という理由でお薬を出す獣医師も多くいます。

猫の膀胱炎は予防できる?

猫の膀胱炎の予防は、環境の整備が非常に重要です。

猫の特発性膀胱炎は、何らかのストレスがかかり猫が尿を我慢してしまうと発症すると考えられています。

以下がよくある猫のストレスです。

  • トイレが汚い
  • トイレが落ち着かない
  • 新しい猫を迎え入れた
  • 飼い主が引っ越しをした
  • 家族形態が変わった
  • 食事を変更した
  • 外猫が窓の外に遊びにくるようになった

特にトイレに関する問題が非常に多いです。

最近、システムトイレを使用している猫が特発性膀胱炎を起こすパターンが増えてきたように感じます。

確かにシステムトイレはおしゃれで機能面も優れているのですが、肝心のネコ受けが良くないようですね。

また、猫が尿を頻繁にするようになれば特発性膀胱炎になりにくいという考え方から、水をよく飲むように容器を変更する、食事を缶詰のウェットフードに変更することも予防になります。

まとめ:猫の膀胱炎

猫の膀胱炎、中でも特発性膀胱炎について理解できたでしょうか。

飼い主の方は原因がわからない病気というものに混乱するかもしれません。

今回の記事がそのような混乱を解消できれば幸いです。

最後に、尿が全くでない場合は非常に危険な状態なので、気づいた段階でなるべく早く動物病院へ連れて行ってあげてください。

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